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サステナビリティ会計審議会

米国にサステナビリティ会計審議会(Sustanability Accounting Standard Board)という団体があるのはご存知でしょうか?財務会計審議会(Financial Accounting Standard Board)が財務報告に関する基準を策定しているのであれば、サステナビリティ会計審議会は非財務情報をカバーしており、サステナビリティ(持続可能性)による財務的影響に関して、企業と投資家を結びつけることを目指しています。そのミッションは、投資家にとって重要な持続可能性に関する要因を企業が特定、管理し、報告を手助けすることです。サステナビリティ基準は透明性がありかつ公式な文書化プロセスの一環として、企業と投資家およびその他の市場参加者から得た幅広いフィードバックに基づいて策定されています。サステナビリティ基準は77の業界ごとに整理されており、それぞれの業界に属する企業にとって重要な財務的影響を与える可能性が高い持続可能性要因へフォーカスすることにで、投資家と企業が業界内で企業間のサステナビリティに関する実績を比較することを可能にしています。環境問題などの非財務情報の開示ではヨーロッパ、日本の方が先を進んでいると一般的に言われています。今後このサステナビリティ会計審議会が定めるサステナビリティ基準がアメリカの巨大資本市場でどのように取り入れられるかによってこれまでの非財務情報の開示方法が大きく変わる可能性があると思われます。すでに、米国の資産運用会社がサステナビリティ基準の枠組みを使い投資先の環境、社会、ガバナンスへの取り組みを評価するようなので米国に展開する企業や外国人投資家がいる企業にとってサステナビリティ会計審議会とサステナビリティ基準を理解することが重要な課題になるでしょう。

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